皆さんはお客さんとしてよその家におじゃましたことがあると思います。その家の人にあった時、初めになにをしますか。挨拶をするでしょう。挨拶する言葉はどこの国でも使われています。日本ではおはようございます、こんにちは、こんばんはなどが使われているでしょう。私の国カンボジアでよく使われている言葉は一つだけです。それは「チョムリアップスー」です。 これから私はカンボジアの挨拶する習慣についてお話したいと思います。カンボジア人が「チョムリアップスー」という言葉を使うのはよその家を訪ねる時です。必ず手を合わせて挨拶する習慣があります。なぜその時に挨拶しなければならないのでしょうか。私はよその家におじゃまする時は、その家の人に対して尊敬の気持ちを表さなければならないからだと思います。もし挨拶をしなかったら、その家の人に非常識な人だと思われてしまうでしょう。 しかし残念なことですが、カンボジアには挨拶する習慣がない人もいます。特に今の若い人に多いです。これから私の友達を例としてお話したいと思います。 ある日学校に行きましたが、先生が来なかったので友達が私の家に遊びに来たいと言いました。私の家は孤児院センターです。私は彼を家に連れて来る前に、「もしセンターの管理人さんや日本語の先生に会ったら、きちんと挨拶してください」と彼に言いました。連れて来た時日本語の先生に会ったので、私は先生に「ただいま」と言いました。しかし、彼は先生が「チョムリアップスー」と言ったのに何も返事をしませんでした。皆さんはもし誰かに挨拶した時、相手の人が無視して何も返事してくれなかったらどんな気持ちになりますか。そしてその人をどう思いますか。 私は小さい頃、挨拶することについてはあまり考えていませんでした。しかしセンターに来て、指導員の日本人と一緒に住み始めてから、お客さんがきた時はきちんと挨拶するように教えてもらいました。私がセンターに遊びに来たお客さんに初めて挨拶した時、彼らはうれしそうに笑って返事してくれました。そしてその後で色々な話をたくさんしました。その時私は挨拶は大切だということがよく分かりました。もし私が挨拶しなかったら、親しく話をすることができなかったでしょう。今、挨拶は自分の習慣の一つになりました。 私は自分の友達を失礼な人だと心の中で思いましたが、もしかしたら彼は前の自分と同じで、挨拶のことをあまりよく理解していないのかもしれません。私は彼に「どうして先生に挨拶をしなかったの」と聞いてみました。すると彼は「恥ずかしくて言えなかった」と答えました。多分友達は小さい時から誰にも挨拶のことを教えてもらう機会がなかったので、挨拶する習慣を持っていないのでしょう。私は「挨拶するのは大切な習慣ですから恥ずかしいことではありません。挨拶しないことのほうがとても恥ずかしいんですよ」とアドバイスしました。 皆さんは挨拶についてどう思われますか。人間の毎日の生活の中で挨拶はとても大切なことです。挨拶をしなければ尊敬することもできません。そして、相手の人を尊敬できなければ、その人と付き合うこともできなくなってしまいます。「チョムリアップスー」、私はこの言葉をこれからも大切に使っていきたいと思っています。 |
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