過ちから学ぶこと     ニエン・サンボウ

  どんな人でも規則を破ることがあると思います。私も過ちをおかしたことが何度もあります。これからその中の1つの過ちを皆さんに話したいと思います。
 今私は孤児院に住んでいます。孤児院の中では規則正しい生活をすることになっていて、子ども達がこの規則を守れるようにスタッフの人はいつも一生懸命私達にアドバイスをしてくれています。例えば、「人の物をとらない」「嘘をつかない」「自分のことだけを考えない」など、色々なことを教えてくれています。しかし私はその言いつけを守れないことがよくありました。いつもスタッフが教えているとき、私はあまりよく聞こうと思っていませんでした。

  ある日のことです。その日学校へ行きましたが先生が来なかったので生徒は家へ帰らなければなりませんでした。しかし私はまっすぐ家へ帰らないで道草を食って遊んでいました。しかしそこから帰る途中で孤児院のスタッフに会ってしまったのでとてもドキドキしました。なぜならここで私に会ったことを孤児院の代表に言うだろうと思ったからです。もしこのことを知られたらすごく叱られると思いました。そこでどうすればいいか一人で考えました。自分の過ちを正直に告白したほうがいいのではないかという考えが浮かびました。間違いをしてしまった時すぐに言わなかったらもともと小さい問題なのに、後でとても大きな問題になってしまうかもしれないと人から聞いたことがあったからです。だから私はあとで大きな問題になる前に自分の過ちを全部告白することに決めました。

  いつも食事の前にスタッフの人は何も問題はないですか、と聞きます。これは孤児院の一つの習慣です。ちょうど子どもが全員集まる時間なので、私はみんなにも知って欲しいと思いその時に「今日私のクラスは先生が教えに来なかったので、生徒は家に帰らなければなりませんでした。でも私はまっすぐ帰らないで遊びに行ってしまいました。孤児院の規則を守りませんでした。本当にすみませんでした。」と告白しました。その時私はみんなの前でしたが涙が止まりませんでした。そしてこの過ちだけではなくて前にした過ちも全部反省しようと思いました。その時私の心の中にはもしどんなに叱られてもすみませんと謝ろうという気持ちしかありませんでした。しかし代表の人は私がちゃんと自分の過ちを自覚しているからといってあまり叱りませんでした。「同じ失敗はもうしないように気をつけなさい」、そう私に教えてくれました。

  このことは私にとってとてもいい経験になりました。このことがあってからいつもスタッフの人は将来私たちが立派な大人になって欲しい、そして悪い人になって欲しくないと思ってアドバイスしてくれているのだということがわかりました。孤児院に来て色々なことを教わったので前よりもいいことと悪いことを区別できるようになりました。皆さんも親のアドバイスや言いつけをよく守ってください。

  私は過ちをおかしました。もしかしたら皆さんも過ちをおかすことがあるかもしれません。しかし過ちをおかしたことをあれこれいうのではなく、その過ちから学ぶことが大切だと思います。