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2008年9月現在、孤児院には25名(男子12名・女子12名)の子供が暮らしています。
5歳から20歳の子供がおり、孤児院から公立の小・中・高校に通学しています。
午前6時起床・午後10時就寝で住み込みスタッフが確認を行います。
 生活指導 |
25名の子供を5つのグループに分け、食事や掃除当番などはすべてこのグループ分けによって行われます。グループは年長年少者・男女を織り交ぜて構成し最年長の子供がグループのリーダーとなり責任を持たせています。
また子供部屋及びトイレ兼水浴び場は男女別になっており、1部屋に2段ベッドを2つ入れた4人一組の部屋となっています。ベッドの上は年長者、下は年少者とし年長者がルームメイトとして小さい子供の面倒をみます。
孤児院内では基本的生活習慣を身につけさせるために身の回りのことはほとんど全て子供達が自らで行います。
洗濯は自分のものは自分で、掃除は部屋の掃除から院内の庭や建物内とその周りで当番を決め責任を持って毎日行います。また食事の作法や言葉遣いなど生活のしつけは指導員が行っています。

孤児院内で1日3回全員が食堂で一斉に食事を取ります。食事の前に指導員が毎日の生活の中での細かい注意事項を知らせます。また子供達から話がある場合もこのときに皆の前で話すことにし、指導員と子供全員が同じ情報を共有し後に混乱を起こさないようにしています。
それ以外に週1回日曜午後4時から全員を教室に集めて全体ミーティングを行っています。またこのときに日用品(石鹸・シャンプーなど)を子供達に配布していますが、それぞれ使用期間が決められているため期間内になくしたり、使ってしまった子供には渡さないことで物の大切さも指導しています。
その他に子供達は一人あたり1日合計2時間の自習時間を与え、決められた時間で宿題や予習・復習を行うことを習慣づけています。自習時間には指導員がつき、勉強の指導やいねむり・お喋りをする子供達に注意を行っています。
このようにして孤児院内では生活の中で自然に子供達が自分の持ち場とその責任を感じられるような環境作りをしています。
 公立学校での基礎教育 |
孤児院内の子供は5歳から20歳までの子供が孤児院から公立の小中高校に通っています。一人だけ耳の聞こえない男子がいますが、聾学校に通学しています。
カンボジアの公立学校は2部制のところが多く午前か午後の4時間のみの授業となります。学校では公用語であるクメール語や算数(数学)・理科・社会などの授業がありますが工作や美術・音楽・体育などの授業は基本的にほとんど行われていません。また学校では毎月行われるテストの成績表が保護者のもとに届けられます。
孤児院では毎月末になると子供達が成績表を持ってきてスタッフがサインをします。その際に来月の目標を子供達に決めさせています。
学校では構内の清掃のために子供達が1週間に一度、授業時間以外の時間に学校に行きます。以前はこういった活動はなかったのですがここ数年、学校でもこういった取り組みをはじめているようです。
近年観光業が盛んになっているシェムリアップの町で保護者が子供に母国語であるクメール語をあまり勉強させずに英語をはじめとする外国語を学習させる傾向もありますが、スナーダイクマエでは母国語の読み書き、ある程度の数学力、またカンボジアの歴史など基礎教育は子供の成長に不可欠な要素であると考えています。
 外国語教育 |

孤児院内では現在日本語及び英語の指導を行っています。
日本語は全員を対象に、英語は中高生を対象にしています。 1998年から院内では日本語の指導を行っています。当初は歌を歌う・ゲームをするなど子供達の娯楽的要素の濃いものでしたが、現在は状況が変化しつつあります。
孤児院の子供達は入所時期が異なる為に日本語の学習レベルにはおのずと差が出てきます。そこで現在ではそれぞれの学習レベルに合わせて文法のクラスを6つにわけています。 Aクラス ( 中級2名 ) ・ Bクラス(初級後半6名)・ Cクラス ( 初級後半6名 ) ・ ?D クラス(初級準備段階6名)Eクラス(初級準備2名)・Fクラス(初級準備3名)となり、子供一人あたり週に2時間から3時間の学習時間となっています。 A・B クラスレベルでは日本語教師や日本人スタッフとの日常会話を日本語で行うことができます。 日本語教師は日本人で外国人への日本語教授法を学習済みであり、3年以上の教師経験を持つ人も含まれます。
また孤児院に在籍してるブン・ソチア(19歳・高校3年生)は日本語教師を志望しているため、Dクラスの授業を受け持ち、実際に教師として指導にあたっています。
英語は中高生9名を対象に週に3日行っています。中学生以上の子供は公立学校内で外国語の授業をうけているものの、教師の語学レベルが低い為になかなか理解できないということになり、自立にあたっても有効なスキルとなる英語教育を2002年12月から開始しました。クラスは2つにレベル分けをしています。子供達は学校が午前と午後に分かれるために授業を受けられる時間帯が昼食後から午後の学校が始まるまでの限られた時間となっており、1コマ45分しか勉強できません。 英語教師は私立大学で講師をしているカンボジア人です。
語学の教育は子供達の自立にとって重要なスキルとなるので、今後も孤児院では力を入れていく活動となります。
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